習い事として人気の英会話ですが、英会話を小学生から学ぶことでどのようなメリットがあるのでしょうか。小学校でも必修化となった英語教育を小学生で学ぶメリットについて調べてみました。
小学校から英会話を学習する事で、中学校からの英語学習にスムーズに進める、連携できる点が1つのメリットとして挙げられます。小学校から英語が必修化したのも、小学校で基礎を学んでおくことで中学からの本格的な英語学習をスムーズに行うことを目的としている部分もあります。
小学校での英語教育は英語に対する苦手意識が払しょくされれば、コミュニケーションの下地を作りいくつかの表現を押さえることでオールイングリッシュ授業に対応できるでしょう。簡単な読み書きを押さえておけば、中学1年の基礎的な部分で躓くことも少なくなるはずです。
島国である日本は、他の国と比較して異文化に触れる機会が少ない国でもあります。英語を学ぶ際には言語だけでなく海外の生活習慣や行事についても学ぶことが多くあります。将来的に多様性・異文化に親しめるようになるでしょう。視野が広くなるのもメリットですね。
また、英語は世界で通用する言語の1つです。学んでおけば様々な国や地域の人とコミュニケーションをとることが出来るようになります。コミュニケーションは英語を学んだだけでは身につけられませんが、英語を学べば他の人種・文化に触れる機会も生まれます。このような経験をすることでコミュニケーション能力を向上することが出来るのです。年齢が低い時期であれば言葉が通じる喜びもあり、積極的なコミュニケーションをとることもできるはずです。
自分で興味を持つことは、勉強するのが大変ではありません。国や地域、人に興味を持つことが出来たときに、英語を学んでいれば英語「で」学ぶこともできますから、将来の可能性を大きく広げることにも繋がります。
英語で話すときに日本語を英語に変換して話すと、どうしても時間がかかってしまいます。これが「日本語脳」です。一方、英語で話すときに英語で考えることができるのが「英語脳」です。小学校から英語教育を行うことで、この英語脳を育てることができます。また、早くから正しい発音の英語を聞くことでネイティブに近い発音が出来る、英語の音の聞き分けが出来る英語耳も育てることが出来ます。
小学校の英語教育も、小学3・4年生は音声教育を中心としたものになっています。ネイティブな発音を多く耳にすることが出来るので、英語耳を育てることが出来るのです。大人になって英語を学ぶと、ネイティブの音に反応することが難しくなります。日本語にはない音を聞き分けることが出来ずに、発音が困難となるのです。しかし、小学校から英語を学び長い時間英語に触れることが出来れば、大人になってから英語を学ぶよりも英語脳・英語耳を育てられる可能性が高まります。
英語脳になると、英語を日本語に訳して理解するという段階を踏むことなく理解できるようになります。英語の音、言葉とイメージを結び付けられれば日本語訳は不要となり、スムーズな会話・理解が出来るでしょう。
小学校の英語教育は、中学校や高校のように進学を目的として学ぶわけではありません。小学生の時期は好奇心から英語を学ぶことができる大切な期間であるとも言えます。好奇心・興味があることで、積極的に英語を学ぶことが出来れば吸収も早くなります。受験対策やTOEIC・英検目的の勉強ではなくのびのびと自由に学べる時期だからこそ英語が身に付きやすいというメリットがあるのです。
中学校から英語を始めると、文法や単語を暗記することが中心となり英語に対する苦手意識を持つ人も少なくありません。しかし小学校から英語を学ぶ際には英語を楽しむところから始めます。小学校3・4年生では歌やゲーム、カードなどで英語に親しむような学習が行われています。小さい頃であれば日本語を学ぶように英語を学ぶことができるので、言語を「勉強」として学ぶという抵抗感を薄めることが出来るのです。